サイバーナイフ 効果や副作用

サイバーナイフ 効果や副作用

シューイチというテレビ案組で、サイバーナイフという放射線治療装置が紹介されていました。サイバーナイフはメスなどを使わないので痛みを伴わないのに効果があるというがん治療の新しい方法。がん治療の最前線として、タレントの中山秀征さんが神奈川県川崎市にある新百合ヶ丘総合病院を取材していました。

 

サイバーナイフとは、簡単に言ってしまえば『切らずにがん治療ができる機器』。一生涯のうちに二人に1人が癌になり、三人に1人が癌で死亡するという時代。2011年の日本人の病死者数の推移では、ガンでなくなった人が約35万7千人になるなど、医療は進歩しているのにガンで亡くなる人は年々増え続けている。

 

痛みのない手術の効果は?

 

切らずに治すという効果があるというサイバーナイフ治療は、X線の照射によって行われる。がん細胞に対して細いX線を照射して、癌細胞を死滅させるという仕組み。神奈川県川崎市の新百合ヶ丘総合病院には、現在日本に2台しかない最新型のサイバーナイフ治療の機械があるとのこと。

 

※追記

他の番組で幾つかの病院でサイバーナイフが受けられる病院が紹介されていました。関西では神戸低侵襲がん医療センターでもサイバーナイフの手術が受けられるようです。

追記終わり※

 

サイバーナイフ治療を実際に受けている方(2006年から咽頭ガンで手術して扁桃腺を切除、2008年に中咽頭にがんの転移以降、7度のサイバーナイフ治療を行なっている患者さん)を取材されていました。取材の日は、頭と肩のリンパ節に転移したがんの治療でした。

 

サイバーナイフでの治療では、患者さんが好きな音楽を部屋に流して(ちなみに石原裕次郎さんの曲でした)、治療室で1人という状況。麻酔も打たずに、患者は好みの音楽を聞きながら横になっているだけ。医師は隣の部屋。自動的にサイバーナイフのアームが動いて細いX線を打つという治療。

 

痛みも全くない手術なので、高齢者などでも体の負担がほとんどないために治療を受けやすい。サイバーナイフ治療の1回の照射は約30分〜45分、治療期間は1日〜5日間くらいだそうです。手術となると大掛かりで精神的にも負担がかかるものですが、サイバーナイフだと不安も少なく、治療後すぐに普通に食事が出来て帰ることが出来るというのがメリットですね。

 

実際に手術を受けた患者さんは、『マッサージでも受けているような気分』と言っていて、がん治療も変わってきたんだなと思った。

 

サイバーナイフ治療の副作用は?

 

放射線治療のため、放射線の副作用はどうなんだろう?と思いつつ見ていたのですが、医療の進歩と共に副作用とかは大丈夫なのかな?と、ちょっと不安だったりしましたが、最先端の技術には驚かされた。

 

サイバーナイフのアームは自由自在に動いて、1200箇所から照射が可能とのことで、そのメリットは従来のX線よりも細い照射で済むところ。以前の機器だと太いエックス線を出してしまうため、周辺の正常な細胞も傷つけてしまうという副作用もあったが、サイバーナイフのロボットのアームが自在に動くので、正常な細胞への影響を最小限に抑えることが出来る(細いエックス線を当てられる)とのこと。

 

また、肺の中にあるガンなどは、肺が動くと同時にガンの部分も動いてしまう。それをサイバーナイフは動きを追いかけてエックス線を逃さないという精巧な作り。がんの位置を追尾してくれるということ。

 

サイバーナイフ治療は、手術が困難な場所に出来たガンや、手術することが体力的に難しい患者さんなどに受けやすい治療です。ただ、色々と課題があるのも実情のようです。

 

今現在(2013年1月)、サイバーナイフ治療の保険適用は、頭と首の治療のみ。治療費は約18万円。日本ではまだ標準的な治療と認められていないため(サイバーナイフ治療の治療実績・症例が少ない)。日本ではまだ数が少ない機器で、アメリカでは200箇所くらいあり主流になっている。

 

※追記

2013年12月、ダウンタウンの番組でサイバーナイフが取り上げられていましたが、そこでの紹介ではサイバーナイフの保険適用は

 

・首から上のがん

・肺がん

・肝臓がん

 

で約63万円が保険適用の3割負担で約20万円という費用。消化管のがんには適用されない。

 

追記終わり※

 

サイバーナイフ治療が受けられる医療機関は、東京(関東)東海(名古屋)や関西(大阪)だけでなく、北海道や九州地域などにも少しある。患者にとってがん治療の選択肢というのが増えてくるのは嬉しいですね。アメリカのFDAは認可するスピードが早い。日本も厚生労働省の認可を早くすすめて欲しいなと。

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