老犬介護の悩み

老犬介護の悩み

少し前まで犬の寿命は10歳前後だったが、今では平均寿命が延びて、約15歳という年齢に。そのために老犬への介護の悩みが増えてきている。犬の寿命が延びている理由は、

 

・年齢・犬種別のペットフードの進化

・室内犬の増加により病気にかかりにくくなった

・獣医学の発達や定期検診を受ける飼い主の増加

 

愛犬の寿命が伸びた分、体に不調が出てくる老後の時間も長くなる。全国のペットとしての飼い犬の年齢層は、『高齢犬・老齢犬・老犬』と呼ばれる7歳以上の年代のシニア犬が約5割になっている現状。

 

【ペット犬の年齢推移】

 

・0歳の犬 4.7%

・1~6歳の犬 43%

・7~9歳の犬 23.9%

・10~12歳の犬 16.7%

・13歳以上の犬 9.7%

・不明 1.9%

 

高齢犬の悩みが増えているのは、約10年ほど前の2003年頃、ペットブームにより大量に飼われた犬。その飼い犬達が老犬になっている世代のため、犬の介護をしている飼い主が増加。

 

【老犬介護の悩みは?】

 

ペットの犬が老犬になることで増えている悩みや問題は色々ある。

 

・脚が弱って寝たきりのケース

・体力が衰えている老犬の下の世話

・耳が遠くなり、呼んでも聞こえない

・白内障・目が見えなくなる

・認知症による徘徊、吠える、夜泣き

・ガン等の病気

 

老犬ホーム(犬の老人ホーム)という年老いた犬を預かる施設や、高齢犬の介護疲れから病院での安楽死を選択する飼い主までいる現状(安楽死は違法ではないが、どこからが良くて良くないかが明確ではないので飼い主や獣医師も困惑という状況)。

 

ちなみに、介護が必要な老犬ホームの施設は、どうしても飼い続けられない悩みがある場合、年間36万円という費用で犬を預かってくれるが、どこも混雑して入居待ちの状態(老犬ホームの数が少ないのもある)。

 

・全国の老犬ホーム 約40軒

・寝たきりや病気の犬を預かる施設 約4軒

 

老犬ホームに預ける飼い主が一緒に暮らせない理由で一番多いのが、認知障害などによる”夜鳴き”によって、近隣住民から苦情で処分を迫られ、悩んだ飼い主が持ち込むケースのようです。

 

また、飼い主自身が要介護の年齢になることから、人と犬の老老介護という悩みで 犬の介護を続けられない悩みにより持ち込まれることも多い。

 

とくダネ!というテレビ番組で老犬介護の悩みや問題を取り上げていました。そこでは子供のいない夫婦が犬を2匹飼っていたのですが、夫が白血病を患って免疫力が低下。

 

室内に雑菌を持ち込む可能性があるペット犬は、病気の症状を悪化させる可能性があるため、そのまま飼うことは難しいと医師に言われる。

 

親戚や友人も、病気を患っている老犬の引き取り手がなく、一緒に暮らせなくなったので老犬ホームに仕方がなく預けるという選択肢。

 

2013年9月に動物愛護管理法が改正されて、『終生飼養(しゅうせいしよう)・・動物の所有者の責務として動物がその生命を終えるまで適切に飼育すること』が明記された。

 

気軽な気持ちで犬や猫をペットとして飼って放置するニュースが終生飼養の背景かなと思いますが、責任感があっても難しい問題が出てきて、愛犬を飼いたくても飼えない悩みがあるのが苦しいですね。

 

高齢化が進んで人手不足の日本。老犬の介護にも色々と悩みが出てきて難しい。ピンピンコロリで元気なまま老衰だと良いですが、老犬には介護が必要という認識が、犬を飼おうとする人が持つのは大事ですね。

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