うつ病から回復

うつ病から回復

私は軽い(?)うつ状態になったことがあります。心療内科→神経科→メンタルクリニックを経由して、その診断書の1つには『うつ病』と書かれていました。うつ病・うつ状態になったのは、いくつか原因が合わさってのことでした。

・友人がうつ状態になってしまい、その話を毎日聞き続けた

・死ぬかもしれないという状況(病気)になった

・病気のために引きこもっていた

などなど。死ぬかもしれないという病気の症状が回復して、今ではうつ病も寛解状態。まだメンタルクリニックにも行き、予防のために精神科のデイケアに通っていますが、抗鬱剤は断薬して順調です。うつ病の薬を飲む期間が少なかったからか、薬の副作用もなく減薬・断薬できました。

私のうつ症状

私がうつになったとき、酷い状態は寝たきりで何も出来ない日が4日ほど。その後、何に対しても関心が持てなくなり、行動はできるが物忘れをするようになった状態が1ヶ月ほど。そして、大したことがない状況で涙が出て止まらない・悲しい・自信がないという気持ちが2ヶ月ほど続きました。

涙が流せるというのは、感情が戻ってきている証拠なので回復している過程だと、うつ病のブログやサイトを見て安心していました。実感としても、寝たきりの4日間は自殺することが頭にずっとありましたが、泣き続けた日々は、将来の不安や自分の不甲斐なさに対してだったので、『生きる』ということを考えていたんだと思います。

私が泣いている状況に対しても、パートナーは理解をしてくれたので助かりました。パートナーの母親も鬱を患っていたので、うつ病の人への接し方を知っているというのにも助けられました。日が経つにつれ、少しずつテレビが見れるようになりましたし(テレビが見れるようになるというのが、回復のバロメーターだと感じています)、物事への関心も出ていたので、苦しいながら症状は上向いていると感じていました。

今は、あの苦しかった期間は何だったんだろう?と思えるほど回復していますが、一度なってしまったから再発があるのでは?と少しだけ不安もあります。両親や友人・パートナーの死、事故や災害などのとき、自分の精神は持ちこたえられるんだろうか?という不安はまだ拭い去れません。

ただ、こういう不安な気持ちも、数ヶ月したら無くなるのかもしれないと思っています。安定を体験する日々が続くことで、不安感もなくなるとメンタルクリニックの主治医にも言われていますので、今は少しずつ視野を広げて遊びに力を入れています。うつ状態の体は、不安というものが大きく感じやすいようですし、それも体験していますので。

うつの克服には何が必要?

私のうつ状態がすぐに治ったのは、うつになった原因がハッキリしていたからと、死ぬかもしれないという病気が克服できたことが大きいと思います。うつ病で苦しんでいる精神科のデイケアや うつ病の自助グループ、うつ病になった昔の友人たちは、考え方が基本的に真面目です。真面目という思考がうつ病に悪影響を及ぼしているという感じがしていて、私とは認知が違うなと感じます。

でも、その考え方や認知は昔からの根深いものなので、本人には気づきにく。また、几帳面や真面目というのが世間的にはプラスイメージでもあるので、治したほうがいいという気持ちにもならないかもと思います。周囲が注意するのも難しいですし。うつ病が比較的早く回復したと思っている自分の認知や状況は、

・働かないといけないという気持ちがない(社会人としては問題ですが)

・経済的に困っていない状況

・自分の失敗や物忘れを自分で笑える

・人前で感情を出すのに抵抗がない

・家族やパートナーに理解があった

という面が、うつ病を長期間患っている人と違いを感じています。私の友人に、精神科で休職を勧められるたびに悪化する人もいます。彼は、自分がお金を稼がないと一人前じゃないという認知が強いので、休職期間にうつ病が悪化します。平日の昼間に何もしていないということがストレスになるようで、親に仕送りもしているので働かないといけないという焦りが大きく、自分の失敗を許すことができない性格。今は認知行動療法を試しています。

また、働かなくても十分に経済力があるのに、働けない体の状況に焦りを持っている友人もいます。彼女の場合は今のところ働く必要もなく(昔とった杵柄で収入を得ています)、経済的に困っていないのに、働かないといけないという気持ちが自分の首を絞めて悪循環になっている。自立心が強く、自分の悩みを人に話せないので、当然、家族も理解が難しいという状態です。

精神科のデイケアで仲良くなった方には、有名な外国の大学の博士だったり、スポーツのプロ選手にギリギリでなれなかった人、医者の家庭に育って医者になれなかった人など、ビックリするような経歴の人もいて、エリートコースを歩んできたために、挫折が大きかったのかな?という人が意外と多くて、大体の人が障害者手帳を持っていて驚きでした。病気に対して、家族の理解がないという人は、治療期間が長いという印象です。

私は、うつ病・うつ状態になったとき、色々と物忘れや落し物をしましたが、『これがうつの影響なのか~』と、普段では考えられない毎日の失敗を楽しんでいました。軽くマゾなのかも知れませんが、体や脳を休めさせ、ストレスを与えないで済んだのだと思っています。失敗に対して自分を責めず、パートナーも笑っていました(大事に至らずに済んだ失敗程度でしたし)。

うつ病から回復した人たちのブログやサイトでは、焦ることが一番良くないと言っていましたが、本当にその通りだったなと感じています。でも、焦ってしまうんですよね・・。経験上、うつ状態の時には『焦らない』ということ自体を理解出来ないです。うつ病の人への接し方として、『焦らせない』という感じかな?うつ状態の時に、将来への不安を感じ始めたら、絶対に悪循環の思考にハマってしまいます。

うつ状態・うつ病になってしまったら、色んな人や病院、機関に頼るのも大事だと思います。自立支援の手帳や障害者手帳を持つこと、傷病手当、生活保護を受けることを嫌がる人も多いようですが・・。まぁ、私も自立支援の手帳だけで、他はちょっと勇気がいるなと思わなくないですが、必要な人は取るべきだと感じています。社会には受け皿があるんだと思えたのが、気持ちを軽くしてくれた一つの要素でもありました。

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