サルコペニア肥満のリスク

サルコペニア肥満のリスク

サルコペニア肥満とは、ただ太っているという状態の肥満とは違う状態です。体の中の筋肉量が減少していて、脂肪の量が著しく多いという状態をサルコペニア肥満と呼び、リスクや危険性が最近注目されています。もともとはギリシャ語で、

 

サルコ(筋肉) + ペニア(減少) という意味です。

 

筋肉の減少に肥満が重なったものがサルコペニア肥満ですが、一見、普通体型に見える人でも、筋肉と脂肪の量の割合が悪い・少ない人はサルコペニア肥満の可能性が高く、健康リスクも高くなります。動けるデブと思っている人でも注意したいのがサルコペニアです。

 

男性よりも女性のほうが筋肉率が少ないので、サルコペニア肥満のリスクを受けやすい人は、女性のほうが高めになりますが、あくまで平均値ですので筋肉率・筋肉量の少ない男性にもリスクはあります。

 

サルコペニア肥満の人の健康リスク

 

・高血圧になるリスクが健常者の2.3倍

・糖尿病の危険因子の値は19倍

・転倒などによる骨折からの寝たきりになるリスクも格段に上がる

・生活習慣病へのリスクが上昇する

・脂質異常症のため、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上昇

 

◎血糖値の上がりやすさの例(女性1577人)

 

・健康な女性のインスリン抵抗性 1

・肥満の女性のインスリン抵抗性 13

・サルコペニア肥満の女性のインスリン抵抗性 19

 

通常の肥満の人よりも、血糖値の上がりやすさがサルコペニア肥満の人のほうが高く、リスクも高い。40代以上の4人に1人がサルコペニア肥満のリスクに当てはまる、もしくは予備軍に当たると言われている現状。サルコペニア肥満は、知らず知らずのうちに進んでいる状況なので、注意したい。

 

サルコペニア肥満のリスクを解消するには、筋肉を作ることが必要。筋肉は運動機能を司るだけではなく、糖や脂質の代謝を調節するという働きがあります。筋肉が減少することで、その調節が出来にくくなるため、筋肉を作ることでサルコペニア肥満のリスクから抑えられるようになります。

 

サルコペニア肥満の簡単チェック方法

 

・立ったまま、片足で靴下をはく(下半身の筋肉チェック)

・BMIと筋肉率を調べる(体脂肪計などで計測する方法)

 

◎BMI = 体重 ÷ (身長 × 身長) という計算式

 

肥満の基準はBMI25以上。サルコペニアの目安は、筋肉率は22%未満という数値。筋肉率が22%台というのは、70代のおばあちゃんというレベルの状態と言われていますので、転倒するリスクは若い人でも格段に上がります。

 

歳を取るとともに体は衰えてくるもの。それを自覚することがサルコペニアのリスク回避にもなりますし、運動(有酸素運動・筋トレ)や食事にも気をつけたいなと思います。

スポンサーリンク

関連記事があります

スポンサードリンク