マタニティーハラスメント

マタニティーハラスメント

マタニティーハラスメントとは、働く女性が妊娠・出産することで職場の周囲の同僚や上司などから嫌がらせを受けたり、解雇されたりするという不当な扱いを受けること。

 

NHKでマタニティーハラスメントの特集が組まれていました。マタニティーハラスメント、略してマタハラなどとも呼ばれていて、最近は急増しているとのこと。人口減少・少子化の日本でも問題なようですね。

 

マタニティーハラスメントの経験

 

◎ケース1 実態 退職を強要

 

出産前はフルタイムで働いていた女性。出産後に子供を保育園に入れたものの、預かってもらえる時間は午後5時まで。そのため、会社に短時間勤務をしたいことを会社に伝えると、解雇されたとのこと。

 

その時の言われ方が、『君にはここで働いてもらう必要もないし、君のいる場所はないと。妊娠・出産して時短勤務で働ける前例を作ると、周囲に”できるんだ”と認識されてしまうので、それは困る』とのことで、マタニティーハラスメントというより、上司の言い方が普通とは考えられない。

 

女性は夫婦共働きで返済できることを考えての住宅ローンを組んでいたため、違法行為だと労働局に訴えたところで、職場には居づらくなると考えて退職したとのこと。

 

客観的に考えると、妊娠・出産があるとどうしても子供を優先で仕事がうまく捗らないくなると思うのが周囲の考えだとも思う。大切な時期に急に妊娠・出産されてしまうのは会社的にもツライ。

 

自分も似たように考えていた。そもそも子育てをしたことがないため、それがツライことだとは20代の頃は認識していなかった。だから、実際のマタニティーハラスメントを受けている当人になると、悔しい・悲しい・信じられないという受け入れられない感情になりやすい環境だなと思えた。

 

◎ケース2実態  職場で孤立

 

事務職をしていた女性。短時間勤務で復職すると伝えていたが、残業の多い業務の担当を求められた。それを断ったことから職場で孤立してしまったという経験を持つ。

 

周囲の目は、『私達がこんなに大変なのに、仕事を押し付けている』『仕事を選んでいる・より好みをしている』と感じられたようです。孤立した状態が半年以上続き、子供を生んだことを後悔している気持ちも出てきているようです。

 

マタニティーハラスメントを経験しているのは、働きながら妊娠した女性の1/4人が感じているとのこと。そもそも周囲はマタニティーハラスメントをしているという感覚がないのが問題なんだろうなと、ケースを見ていても感じた。

 

育児休業なども増えてきているけど、周囲では取る人も少ない。日本ではまだ、なかなか整備されていない部分なのかもしれないですね。

 

妊娠出産したら仕事は辞めざるを得ないと思っていた女性の労働者たちの意識が変わってきているというのも背景にあるのか、これってマタニティーハラスメント(マタハラ)だったのだと認識した人が増えてきているということがあるのかなと思う。

 

女性が妊娠・出産に不安を感じる社会、ますます少子化・人口減少の問題になりそう。妊娠・出産で解雇というのは法律では禁止されているものの、リーマンショック以降に企業が人員削減をしている。そこにあてられているのが、マタニティーハラスメントが一つなのかもしれないですね。

 

制度が出来ても風土がついてきていないというのがマタニティーハラスメント(マタハラ)が起こってしまう問題のようです。妊娠・出産時期はただでさえ精神的にダメージを感じやすい時期。妊娠うつなど、うつ症状や抑うつになる女性も多いですしねぇ。

 

ただ、妊婦であれば何でもまかり通るという感覚を持った女性も少なからずいるので、マタニティーハラスメントという言葉が妊娠・出産している女性が特権として使われるようになるのだけは怖いなと思うので、理解がすすめば良い問題だなと感じる。

 

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